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虹色の精霊に導かれて…

第76章 それぞれ動いています

大野視点

S「何かして 遊ぶ?」
N「遊ぶ物あるのかな?」
 ニノと翔くんが相談を始めた。

(俺は、座っていたいな…あの 椅子いいかな…)
椅子に体を向ける。

S「吉桜クーン」
 翔くんが口元に手を置いて叫ぶ。


吉桜「はい!」
 高速ダッシュで走ってきた。


(ハヤっ!)

S「芝生で遊べるものない?」
吉桜「ただ今用意します!!」
 翔くんの言葉を聞くや否 これまた ダッシュでハウスに帰っていく。


そこへ入れ替わりのように「リーダー」松潤が近づいてきた。

(んー なんだそう…)

M「先に肉やるよ?」
 親指をキッチンの方に向ける松潤。

「うん 流し 空いたら言って?」


M「了解!」
 パンパンとズボンを叩きながらハウスに帰っていく。


(よし、松潤が終わるまで休憩)
一番近い椅子に腰かける。


(はー やっぱクッションはあった方が座りやすいな)



吉桜「これなんかどうでしょうか?」
 ニコニコ笑いながら吉桜くんが、袋を持ってきた。


S「わ!可愛い🎵」
 うれしそうな翔くんの声。

S「そうか…」
 残念そうな翔くんの声。


(希望する遊びじゃなかったのかなぁ)



A「翔ちゃ~ん ちょっと来てぇ」
 相葉ちゃんの大きな声が聞こえる。

相葉ちゃんの声の方を向くと、何か抱えた相葉ちゃんが出てきた。


(なにか作るのかな?)



S「はい 智くん」
 翔くんがラケットを渡してきた。

「ん?」

S「俺、雅紀の所手伝うから、ニノの相手してて? 魚捌き始まるまででいいから」
 翔くんが目だけでチラッとニノを見て、お願いしてくる。

「ん」
ニノをチラッと見る。

 ムスッとして、泣きそうな顔の和也。


「わかった」(あんな顔の和也をほっとけないね…)



S「ニノ!」
 翔くんがラケットを振っ和也を呼ぶ。

N「なんですか?」

S「俺は相葉くんの所に行く。松潤の肉が終わるまででいいから、相手してあげてよ♡」
 持っていたもう一つのラケットを渡している。

(その言いかたしたら、ニノが『イヤ』って言わないね🎵)

N「わかりました」
 承諾するニノ。

S「良かった♡」


A「翔ちゃん!」
 さっきより大きな声で翔くんを呼ぶ相葉ちゃん。


S「はいはい 今行く」
 大きな声で返事をして相葉ちゃんの所に走る。

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