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虹色の精霊に導かれて…

第74章 海の側に



 穏やかな海風がふいてきた。


M「いやー 気持ちいいなぁ~」
 デッキチェアに背中を預けて両腕を伸ばす松本。

A「ハワイ最高」
 ジョッキを足の上に置いて深呼吸する相葉。

O「はぁ~~」
 ゆっくり息を吐き出す大野。



M「気持ちよさそうだね…」
 浜辺を泳いでいる人を見つけて立ち上がる松本。

 二宮も一緒になって泳いでいる人を見ている。


S「泳いでる?」(俺らも泳げるのかな…聞いてみよう)
 ポケットから携帯を出す。

S(ぶっち?いや、ココの管理者は浜地さんかな?)
 浜地のメールアドレスにメッセージを書く。


A「泳げたら、気持ちいよね?」
 二人の背中に向かて声をかける相葉。



S「今 確認してる…」
 下を向いたままの櫻井が呟く。

A「え…」
 櫻井の手元を覗く相葉。

S「ほら…」
 画面を見せる櫻井。




N「ココから降りれるんだ…」
 石階段を見つける二宮。

M「海とか入ってもいいのかな?」
 二宮の近くにある石階段を見ている松本。


S「あんまり 遠くに行かなきゃ、ビーチの散策OKだって!」


M「じゃ、下りてみよう」
 階段を下りていく松本。

S「あー 衣装で降りていくなよ!」
 携帯片手に声を上げる櫻井。

M「もうこの衣装 買い取るつもり!!」
 砂浜を歩く松本が振り向く。


A「俺も行く」
 浜辺に走り出す相葉。
 
N「あんまり はしゃがないでくださいね」
 海に降りた二人に声をかける二宮。


A「カズもおいでよ」
 手を振る相葉。


 無視する二宮。



M「バカ!」
 松本が相葉の頭を叩く。

A「ッタイ!!」
 勢いよく砂浜に手を着く相葉。

M「まだニノって呼べ!(モード変えんな!)

A「ごめん」
 両手を顔の前であわせて、松本を見上げる相葉。

M「謝る相手が違う」
 顎を動かす松本。

A「ごめんね」
 手を合わせながら二宮の方に駆け寄る。

プイッっと顔を背けて、櫻井の後ろに隠れる。

A「あぁ怒んなあいでよ」
 あわあわする相葉。

S「雅紀!」
A「はい!」

S「ニノが喜ぶような映像とってこい!」

A「え? 」

S「テーマは、そうだな……『海辺をタンノウする松潤』頑張ってとってこい」

A「あ、はい…」
 ハンディカムを持って浜辺に降りていく相葉。

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