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虹色の精霊に導かれて…

第73章 まったり 振り返る

M「すげー ちゃんとキレイに5個並んでいるイスが」
 海辺を指さす松本。

O「どこまで用意されてるんだろう…」

A「俺たちがリハとかしている時、こっちも準備してくれてたのかな?」

N「ねー 同時進行の人もいたよね…」



S「さっきスーパーでも思ったけど まだ24時間もたっていない昨日のコンサートが、なんか夢の世界 みたいな感じだね」

O「あっという間だったなー(モグモグ)

M「なんか、どうだったか良くわかんなくない?
  正直。
  なんか、もちろん楽しかったし、良かったなーとは思うけど…
  これが、人が見て楽しかったかどうかって聞かれると、なんか『ガッツリ掴みました』っていう感覚がないよね」

N「んーー」
 口の中に物が入っているから、声を出さない二宮。

S「でも、良いライブだったと思うけどな」

A「昔からこう、見てくれているスタッフが見にきたじゃん?」
 ステージ下の『彼』を思い出して二宮を見る相葉。

N「うん」
 二宮その『彼』を共有し頷く。

A「本当に良かった。 本当に、歴史を感じた。軌跡をね!」


M「・・・じゃあ、良かった」
 ふうっと緊張が抜けていく松本。


S「15年だって!すごいね」
 惣菜をフォークで突き刺しながら、しみじみ言う櫻井。

N「ほんとだよねー。15年てスゴイと思うわ」

M「ぶっちゃけさ、どれくらいまで続くと思ってた?」
 率直な質問を投げかける松本。


N「俺全然、12月で終わると思ってた。11月3日(デビュー)の12月2日(解散)」

M「ワールドカップ期間中、ってことかぁ」

N「そう!」

S「ていうか、むしろ俺は、そういうもので最初話を聞いていたから」

O「あ!そうなんだ」

N「なんかそれ、俺 翔ちゃんに聞いてたのかな?」

S「だからそれ、俺の勘違いだったのか、ニノに影響させたのかもしれない」



M「『そうしたかった』っていう『願望』も強かったんじゃない?」

S「んー、というよりね『なら、やります』ぐらいの感じだったと思うんだよね。その前提が。」

A「なるほどね」

S「延長して、14年と11ヶ月くらい経ってますもんね」

N「ほんとだよ! 延滞料金だったら とんでもないよ!」

(爆)

A「払いきれないよ」

N「うん 払いきれない」

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