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虹色の精霊に導かれて…

第62章 カメラが回ってなくても

大野視点

部屋に帰って来た。

okaerinasaimase
 オカエリナサイマセ


「うん」
ソファーに倒れ込むように座る。


wagakimi utiage kaizyou no omesimonodesu
 ワガキミ ウチアゲカイジョウ ノ オメシモノデス

「あー そこ置いてて 眠い…」

wagakimi yuabi no youiga totonotteorimasu
 ワガキミ ユアビ ノ ヨウイガ トトノッテオリマス


「えー 湯浴び…  無理… … …」







wagakimi


wagakimi


taiaoinokimi samaga okosidesu
 タチアオイノキミ サマガ オコシデス


(ゥ… タチアオィ?)

目を少し開ける。

 「あーー もぉぉぉ!!」
叫びながら ズンズン入ってきた背の高い男。


(アァ ジュン カ…)


M「何度もドア叩いたのに 返事無いから、フロアキーで入ったよぉ」
 一枚のカードを振りながら見せる松潤。

(あーそう… おやすみ~)
目を閉じる。


M「もうぉ ほぉらぁ 起きて!」
 体を揺すって来る松潤。


(嫌だ もう 疲れた 眠い)


M「お願いだから 起きてよ! 翔くんに連れて来てって頼まれているんだから…」


(起きなきゃ ダメェ…)


M「シャワーは? してないよね?どうするこのままいく? 軽く浴びる?」

「『寝る』って、選択肢はないのぉ」

M「お!起きた! 選択肢は無いよ ほら 起きて 浴びて!!」


「えぇ… もう 寝たい…」

M「早くしてよ 出発したら 自力で行かなきゃいけなくなるから!!」

「いやだぁ もう 眠いの!! 行きたくなーい」
両手両足をバタバタ動かす。


M「そんな子供みたいなダダこねないでよ! ニノ呼ぶよ?それでもいいの?」



(ニノ…怒らすと怖い…)
「わかったよ 今 浴びてくる」
ゆっくり立ち上がって、バスルームに向かう。


M「着替え!」
 バスルームの前で着替えを渡してくる松潤。


「あ うん ありがとう」
受け取って中に入る。

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