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虹色の精霊に導かれて…

第62章 カメラが回ってなくても

櫻井視点

チーフ「各自、シャワーと着替えしたら直ぐでて来いよ」
 助手席から指示を出すチーフ。

A「はーい」
 ドアノブを持っていた雅紀が返事をする。

荷物を持って車を降りようと体を動かしていると「櫻井」っとブッチが呼び手招きされた。


「はい」と 他のマネージャーの手前、返事をした。


(なんだろう…)

チーフ「部屋に戻ったらダッシュで構えて、出て来い。直ぐ出るぞ」

「なんかあるの…」

チーフ「彼女がお出ましだそうだ」

「え?お出まし‥‥」

チーフ「メリーさんの同行隊の中から数人付くそうだが、お前もいた方がいい…」

「そうですね
(“寄り代”の値踏みをさせたら困るし)

 潤」
ずっと、ブッチと話しているのを、見ていた潤に声を掛ける。

 一瞬嬉しそうな顔を見せる潤。

(そんなに 話に入りたかったのか?ふふ じゃ)
「着替えたら(あの人)迎えにいってくれる?」
ニノに抱きしめらて車から降りる智くんの背中を指さしながら言う。

M「いいけど…」
 潤が小さい声で返事をして近づく。

 なにか言いたそうな目の潤。


「俺が側にいると、いろいろ勘ぐるから…頼むな」


M「大丈夫だと思うけど?」
 言葉を探す潤。

「念には念をね」
(LIVE終わったから これからは 俺がみんなを守るよ)
安心させようとほほ笑む。

M「わかりました」
 潤も微笑み返してくれた。

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