
虹色の精霊に導かれて…
第52章 2日目 《MC》
A「そしたら思った以上に酸っぱくって!」
グーッと目と唇を窄ます相葉。
O「そうそう!」
大野がスッパさを思い出して、その場でピョンピョン飛ぶ。
M「知ってます ここ立ってるとね
裏のあなた達2人の声が『やべーやべー、すっぱい!すっぱい!』ってすげー聞こえるんすよ」
イヤモニをトントンする松本。
A「そうそう、今日みたいに汗をいっぱいかくときにレモンかいたら…」
M「確かに…クエン酸がね。いいんだよね。」
A「凄く体の疲れとかが回復するんだよ。」
会場にアピールする相葉。
S「じゃあ、やりましょうか!」
櫻井が速攻で帰ってきた。
S「あれ?ニノは?」
キョロキョロ見回す櫻井。
A「戻っちゃった。」
退場口の方を親指で指す相葉。
S「え?そうなの?早くやろうよ。ニノー?」
マイクを持ってない方の腕をブンブン振り回す櫻井。
会場「(笑)」
S「コンサート、やりてーよぉぉぉ」
マイクに向かって叫ぶ櫻井。
会場「(笑)」
A「ちょっと待って。今すぐ来るから。」
宥める相葉。
M「レモンタイムだから」
櫻井の肩をポンポン叩く松本。
S「レモン食べてるの?じゃ、しょうがないか。我慢する?」
なで肩をものすごくなでる櫻井。
M「来たよ、来た。」
松本が出入り口の方を向く。
二宮すっぱそう~~な顔で出てくる。
N「目をヤラれた…」
目をシバシバさせている二宮。
M「何でよ?」
前のめりになる松本。
N「うぅ~ さっきね…レモンをつまんだら ピッ!って目に汁が飛んで…
そんで、ストールであわてて拭いたら、それにも付いてた…」
目を両手で押さえている二宮。
M「う?ううん?」
松本は意味が通じていない。
N「だから。さっきの衣装でさ。同じ この ヒラヒラのあったんだけど」
今着ている衣装のストールを持って見せる。
松本小さく頷く。
N「さっきレモン食べた時にそれで手を拭いたのよ。
で、それを忘れてて、同じとこで目を擦っちゃって。超しみるのね」
頬をパンパンと叩く二宮。
