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虹色の精霊に導かれて…

第52章 2日目 《MC》

S「そうね」
 ふうと息を書いて、司会者モードを終了する櫻井。


S「でも、俺!ヘリは結構大丈夫でした」
 腰に手を持っていく櫻井。


M「そのさ?『怖い』か『怖くないか』の定義ってなんなの?」
 松本も普通のトーンに戻して、自分の疑問を櫻井に言う。


S「ん~やっぱ床があるからかなぁ?ヘリ。だから、ムービングステージも全然怖くない」
 ムービングステージの方を指さす。


M「そーゆーことなの?
  じゃあさ、LOVEツアーで使った高くまであがるやつは?」
 ステージ後ろのビジョンを指差しながらいう松本。


S「あれは怖いね。松潤はヘリぃ怖いの?」

M「怖いっていうか…」
 少し視線を床に向ける松本。

M「もしかしたら…みたいなこと考えないですか?
  もし風で持ってかれたらどうしよう…とか、もあるわけじゃない?」
 少し困ったような顔をする松本。

S「あー、ついに松潤もこっち側の人になりつつあるとぉ」
 ニヤニヤ笑う櫻井。

会場からも笑い声が聞こえている。


S「私から言うと『高所恐怖症の入り口にようこそ』ってことだね 」


M「なんかね、年々怖くなってるんですよね」


S「大人の階段上ってるんだね」
 なぜか偉そうにふんぞり返る櫻井。

M「えぇ、そういう感じはありますよ。」
 もうぉそういうことにして…と言う顔で、話を合わせる松本。

イヤモニを触る櫻井。






S「僕らはヘリで上から来てるからわからないんだけど、
  みんな ココに居てさ『ババババババババ』って音が、あっちの方から聞こえてくるの?」
 ヘリポートがある方角を指さす櫻井。

会場「 聞こえる~ 」

S「そうなんだ。そりゃそうだよな?あんだけ音でかいもんね…」




櫻井イヤモニを触る。



N「おまたせ!」
 小走りでステージに戻る二宮。

M「いえいえ」
 体を向けて迎える松本。

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