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虹色の精霊に導かれて…

第52章 2日目 《MC》

O「ここでだよね?」
 こけた場所に歩いて行く大野。

S「そう。くじけそうになってさ。
  あの時に大野さんと目があったからさ。
  なんとか立て直してラップやったけど、あの後だから全然かっこよくないの。
  いやーさー、だからサビのとこで飛ぶのが怖くて怖くて。
  せっかく昨日、振付師さんに褒めてもらったのに。
  いや、怖さ うんぬんじゃないから、やりましたけども…」
 ドヤ顔の櫻井。

M「やってみます?」

S「じゃあ、松潤が通常バージョンね?

N「じゃ!私が歌いますね…
   It's brand new world … 」



2人で比較実演。
 サビの振りやる。高めに軽やかにジャンプ。

S「ああああああ」
 ガク…となる残念なステップを再現する櫻井。

 軽やかに着地する松本。


「おおぉぉ」
会場がどよめく。


S「ちょっともう、Web的なものはなしだよ!」
 会場の前の人をじろっと見て、拡散禁止令を出す櫻井。



N「いやー、翔さんだけじゃないですから。この人」
 相葉を指さす二宮。

A「やめろ!今、言わなくてもいいだろ!」

N「この人…」
 ダンスがズレて足を摺り足で続ける相葉の再現をする二宮。

S「そうだったの?」

A「うん。もう、いいんです。」

S「最初に降った雨のせいなのか あの水まいたせいなのか わからないけど、濡れてて滑ったの。ここよ、ここ。」
 バンバンステージを叩く櫻井。

A「 ここ俺、知らなくて、やっちゃった。 」

N「 ここ、みんな気をつけて、危ないから。 」

O「あれ、危険だよね。」

M「ここ、すぐに拭いといてー。」
 松本 振り返ってスタッフに叫ぶ

スタッフがステージ下に集まる。


O「 乾かして。 」



S「じゃあ、あちらに移動しましょうか?」

メインステへ移動しようとすると、センターステ前の方々から悲鳴が上がる。

A「すぐに戻ってきますから。ごめんね。その後ろのほうも。」

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