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二宮視点

｛おめでとうございます♪｝
　いきなり‘お嬢’が飛びついてきた。

Ｎ「わぁ」
（お嬢…マー君の勢いが移って来たね…）


Ａ「え？な、なんでここにお嬢がいるの？」
　ビックリしているマー君。

「こっち側に来るとき一緒に入ってきたぞ？」
お嬢を体を優しく撫ぜている俺。

Ａ「そっそうなの？」
　お嬢に聞くマー君

お嬢｛はい。一緒に来ましたよ♪
　　雅紀様って、私の事いっつも忘れるんだもん。
　　自分で動かなきゃです｝
　俺の頬にすりつくお嬢。

（う～ん♡可愛い♡）

Ｓ「お嬢は賢いな♪」
　お嬢の頭をなぜる翔さん。

お嬢｛ありがとうございます♪｝
　嬉しそうに頭を揺らすお嬢。


Ａ「むー…なんで、俺以外の方に行くのさ…お嬢は俺の猿だろ？」
　珍しくむくれているマー君。

お嬢｛確かに、お嬢は雅紀様の飼い猿ですが、雅紀様 以上に和也様をお慕いしております♡｝
　小さくてふわふわの頭を擦り付けるお嬢。


うれしい事言ってくれるお嬢と、対照的なドンヨリした顔のマー君。


「なに難しい顔してるんだよ…」
（言いたい事があるの？なんだよ…）

Ａ「ん？なんでもないよ…」
　小さく頭を振って下を向くマー君。


Ｍ「たいへんだな…片想いは…」
　潤くんがマー君の肩触っている。

Ａ「俺の愛は届かいのぉ」
　潤くんに抱きつこうとするマー君。

（あ…）

ﾓﾓ｛抱きつくな…｝
　モモが大きな狼姿になって現れた。

Ａ「わぁ！！」
　モモにヒョイと咥えられはぎ取られるマー君。

（ココでは…そうなるよなぁ…）

　ぶらんとなったマー君を見上げる。


Ａ「なんなの？この扱い…」
　マー君がハーっと項垂(うなだ)れる。

（だよね…嵐一番のノッポがブランとなる、高さにいるんだもんね…）