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二宮視点

Ａ「俺にも見せて！」

Ｏ「いいよ」
　智さんが手帳をまーくんに渡そうとする。

（ア！ダメ…）

「アイバカさんには見せません」
翔さんの手帳をスッと取り上げる。

（中の落書き見られたくない…）

Ａ「え？なんぁんでよ!!てかぁ、バカ言うな！！」
　頬を膨らませて抗議するまーくん。

「あなたに原稿読まれると、ネタ駄々漏れです」
手帳を閉じてニヤッと笑う。


そっと手帳を開いて、丁寧に自分が書いたページを切り取る。
（コレは秘密…）


Ｏ「原稿は見せてやれよ。ネタはその時アドリブ出来るしさ！」
　助け船を出したリーダー。


Ｍ「なにしてるのぉ？」
　潤くんが口角をあげて話しかけてきた。


「メイン原稿を書き出し中…」

（モモと話ながら、こっちも？器用だね♪）


「じゃ、これが“原稿の基礎”ってことで、後は挨拶する人が肉を付けようでいいよね。松潤？」
切り取った紙をヒラヒラさせながら言う。


Ｍ「お！いい案だね」
　潤くんは俺の案にすんなり同意してくれた。

（メモを見てくれたのだろう…すんなり話が進む♪）



Ｓ「書き出した？」
　翔さんの声が聞こえる

「うん」
顔をあげるとまーくんと翔さんがニコニコ見ていた。

（なにみてるのよ！はずかしい…）


Ａ「じゃぁやりますか？♪」
　マー君がぶんぶん腕を振っている。

Ｓ「俺たちらしい決め方だね♪」
　フフっと笑っている翔さん

Ｏ「よし、最初は」
　にっこり笑って拳を上げる智さん。

　潤くんと一緒に笑って拳を上げる。



「「「「「グー!!じゃんけん ぽん」」」」」

　五つの手が輪になってそれぞれの形を取っている。


「オシ!!」
Ｓ「オシャ！」

　勝ったのは翔くんと俺。

ガッツポーズの後、翔さんとハイタッチをしている。


（翔さんとはちょっとハイタッチの意味が違うけどいいや♪）