
虹色の精霊に導かれて…
第10章 羽と尾と鼻と目と耳
櫻井視点
智くんがジーっと俺を見ている。
(やめてよ…そんな目で見ないで…)
「智くん…」
ふーっと息を吐いて、ベッドの横に座る。
智くんと同じ高さで見つめ返す。
「すぐに宴に行けるから…ね? 離して?」
冷静な声をキープしながら、そっと、智くんの腕を触る。
智くんの瞳が少し揺らいだのが見える。
(お願い…離して…じゃないと、俺も男だよ…)
智くんのふわふわの髪の毛をさわっている。
O「宴は、一緒に居てくれる?」
「うん。一緒に居るよ!」
O「わかった…」
捕まえれていた手の感触が和らいだ。
(離してくれた……ちょっと、寂しい…)
「智く…ん…」
返事がないから、そっと顔を近づけた。
(寝てる…)
布団から出ている手をそっと布団の中に入れてベッドから離れる。
「おやすみ…智くんの体…俺も準備して行かなきゃ…ね」
電気を消して、部屋から出ていく。
自分の部屋に戻ると、明日の準備をする。
(準備と言っても、着替えとか細々した小物類を鞄にいれるくらいだけど…)
コンサートの期間は誰かの部屋で部屋飲みが俺たち『嵐』のスタイル
出歩く事を禁じられただけだが、それはそれで良かった。
誰かに邪魔されることなく、言葉を選ばず、グダグダの話をしながら、自分を解放できる。
(10年の宴がなかったら…こんなに穏やかじゃないかも…)
{王子♬}
俺の肩に青い花の帽子をかぶった精霊がちょこっと座った。
≪桔梗…≫
肩に乗った精霊をそっと触る。
{言いつけ通り、一人になるまで、話しかけ無かったよ♪}
≪いい子だ≫
精霊の頭をナゼナゼしてあげる。
{どうしたの?}
≪俺は、ちゃんとみんなの為になっているのかな?って考えてる…≫
男『キミは頑張ってるよ』
男性の声がした。
慌てて振り向くとにっこり笑う和服?男性が立っていた。
男『やっと、顔を見ながら話せるな♪』
男性が笑顔だった。
智くんがジーっと俺を見ている。
(やめてよ…そんな目で見ないで…)
「智くん…」
ふーっと息を吐いて、ベッドの横に座る。
智くんと同じ高さで見つめ返す。
「すぐに宴に行けるから…ね? 離して?」
冷静な声をキープしながら、そっと、智くんの腕を触る。
智くんの瞳が少し揺らいだのが見える。
(お願い…離して…じゃないと、俺も男だよ…)
智くんのふわふわの髪の毛をさわっている。
O「宴は、一緒に居てくれる?」
「うん。一緒に居るよ!」
O「わかった…」
捕まえれていた手の感触が和らいだ。
(離してくれた……ちょっと、寂しい…)
「智く…ん…」
返事がないから、そっと顔を近づけた。
(寝てる…)
布団から出ている手をそっと布団の中に入れてベッドから離れる。
「おやすみ…智くんの体…俺も準備して行かなきゃ…ね」
電気を消して、部屋から出ていく。
自分の部屋に戻ると、明日の準備をする。
(準備と言っても、着替えとか細々した小物類を鞄にいれるくらいだけど…)
コンサートの期間は誰かの部屋で部屋飲みが俺たち『嵐』のスタイル
出歩く事を禁じられただけだが、それはそれで良かった。
誰かに邪魔されることなく、言葉を選ばず、グダグダの話をしながら、自分を解放できる。
(10年の宴がなかったら…こんなに穏やかじゃないかも…)
{王子♬}
俺の肩に青い花の帽子をかぶった精霊がちょこっと座った。
≪桔梗…≫
肩に乗った精霊をそっと触る。
{言いつけ通り、一人になるまで、話しかけ無かったよ♪}
≪いい子だ≫
精霊の頭をナゼナゼしてあげる。
{どうしたの?}
≪俺は、ちゃんとみんなの為になっているのかな?って考えてる…≫
男『キミは頑張ってるよ』
男性の声がした。
慌てて振り向くとにっこり笑う和服?男性が立っていた。
男『やっと、顔を見ながら話せるな♪』
男性が笑顔だった。
