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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

二宮視点

(さんざん、可愛いって言ってくれてる。

 マー君までそう言う事言いますか?

 ふん!だ。)


「あなた達。バカですか?

 誰が、男30超えが自分の事『可愛い』と本気で思ってるわけないでしょ?」


持っていたグラスをローテーブルに置く。


 智さんが、翔さんから離れて、俺の前に立つ。


O「心配するな!和也は可愛いぞ!!」

 ふにゃっと笑ってほっぺを両手で揉み上げる。


俺の唇はきっと、タコになっているだろう…

翔さんと潤くんがゲラゲラ笑っている。


A「そうそう。和ちゃんは可愛いよ♡」

 横に座っているマー君は頭を撫ぜている。


「…や…やめてくださいよぉ…」
 口から、やっと絞り出した抗議。


 智さんはうれしそうな顔をしている。


(さとし…笑ってる…)


S「あらぁ、ちょっと照れてますぅ?」

M「照れてますねぇ“かわいい”」

二人が俺の顔や肩をツンツン付きながら笑っている。


(このままだと!餌食になる!!)


「あーうるさいな!!
“おじさん”に言われても、嬉しくないよ!!」

 乱暴に智さんの手をのける。


A「なに?その言い方!自分もその一人だよ?」


「私は永遠の17歳ですので、ご心配なく」


M「それまだ言う?てか、いつまで言うつもりなの?」


「だから、永遠です」


S「(^^♪ニノはまだ17ぁだから~」

O「(^◇^)何かにさそわれて♪」

S「あなたにさらわれて♪」

O&S「センチメンタルゥ~ジャァニーズ♪」

O&S「パッパ🎶 パッパ♪パパッパ♪♬ララ♬!」

 それらしい音階とそれらしい振り付きで歌いだす二人。


M「ヒロミさーーん!!
  ココにダメな奴いますよ!!」
 窓に向かって大きい声を上げる潤くん。


A「松潤が呼んだら来そうだね。ひゃひゃひゃ」
 三人を見て、大笑いしているマー君。


(もう…いいよ楽しんで…)

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