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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

相葉視点

O&S「パッパ🎶 パッパ♪パパッパ♪♬ララ♬!」

即席のライブを見ながら笑っている俺。


(すごいなぁいきなり歌いだすんだもん!!

 それも伊予さんのだよ!

 ヒロミさんの前でだったら、エライ事になるよ(笑))


M「ヒロミさーーん!!
  ココにダメな奴いますよ!!」
 窓に向かって大きい声を上げる潤くん。


「松潤が呼んだら来そうだね。ひゃひゃひゃ」
 大笑いしている俺。

 カズも一緒になって笑ってくれると思ったのに、笑い声が聞こえない。

 カズを確認すると、下を向いている。


(怒った?)

 急いで顔を確認すると、焦点のない目をゆっくり瞬きしていた。


「眠いんだろ?」
 小声で聞いてみた。


N「うーん…気持ちよくなったのは確か…」
 素直な返事をくれた。


M「ニノ眠いなら、自分のベッドで寝ろよ…」
 潤くんがちょっと心配そうな声で言う。

O「そうだよ!いつ帰ってこれるか、わからないし」
 酔っている大ちゃんが翔ちゃんに抱きついた状態で言う。

M「リハ集合までには、帰ってきたいよ!!」
 潤くんが困った顔で大ちゃんに向かっていく。

S「当たり前だよ…
  そんな長居は、かえって失礼でしょ?

  智くんが言いたいのは、
  まだ、帰ってきてない時に、
  誰が起こしてくれるか、わからないって事!」
 詰め寄ってくる潤くんから大ちゃんを守りなから、説明している翔ちゃん。

M「あ…なるほど…」

O「ちいふ や ハシモっちゃんならいいけど、スタッフだったら、大騒ぎになるよ!!」


三人が話している間に、横から、規則的な息遣いが聞こえてきた。

(寝落ちした?ちゃんと寝かさなきゃ…)


「…部屋いこう…」
 カズの躰を揺する。


N「うーん。行く…」
 ゆらゆら立ち上がるカズ。

 一緒に立ち上がる俺。

S「一人で大丈夫?」
 翔ちゃんが側に来る。

「大丈夫!浜地マネにも頼まれてるから♪」

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