
甘く、苦く
第46章 磁石【move on now】session1
櫻井side
「おにーさん…」
「ん?」
二宮が俺の背中に
抱き付いてきた。
……はい?
俺が動けないでいると
二宮が笑い始めた。
「おにーさん、こういうの初めて?」
「は、はぁ!?んな訳ねぇだろっ」
二宮の心音がトクトクと
伝わってきて気持ちいい。
小さくて白い柔らかい手が
俺の体を固定してる。
…え、なに、この状況。
「おにーさん…」
「あ?」
二宮は俺の背中に
抱き付いたままぽそっと呟いた。
「今日は…帰んないで」
って。
「二宮、なに言ってんの?」
「へ…?」
俺は二宮を正面から
抱き締めてやった。
「…俺ん家もお前ん家も一緒だろ」
「っ、おにーさん…」
二宮はぽろぽろと涙を溢した。
俺は近くに置いてあった
タオルで二宮の顔を拭いてやった。
「おにーさ…櫻井さん、
…一緒に暮らしたい…」
はい?
「おにーさん…」
「ん?」
二宮が俺の背中に
抱き付いてきた。
……はい?
俺が動けないでいると
二宮が笑い始めた。
「おにーさん、こういうの初めて?」
「は、はぁ!?んな訳ねぇだろっ」
二宮の心音がトクトクと
伝わってきて気持ちいい。
小さくて白い柔らかい手が
俺の体を固定してる。
…え、なに、この状況。
「おにーさん…」
「あ?」
二宮は俺の背中に
抱き付いたままぽそっと呟いた。
「今日は…帰んないで」
って。
「二宮、なに言ってんの?」
「へ…?」
俺は二宮を正面から
抱き締めてやった。
「…俺ん家もお前ん家も一緒だろ」
「っ、おにーさん…」
二宮はぽろぽろと涙を溢した。
俺は近くに置いてあった
タオルで二宮の顔を拭いてやった。
「おにーさ…櫻井さん、
…一緒に暮らしたい…」
はい?
