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甘く、苦く

第45章 にのあい【現在進行形】

二宮side



もうどうやったって、
相葉さんは手に入らない。

だったら、大野さんに
抱かれたい……なんて。



「抱いて…」



大野さんはフリーズした。

わかってる。
わかってるよ……


だけど、俺を癒してほしい。


「……俺でいいの?」

「うん、大野さんがいい」


大野さんは俺に近づいて、
そっと唇を重ねた。


舌を絡ませる
恋人みたいなキス。

……相葉さんとできたら。


そんな考えが、
何度も頭を過った。

……余計なことは
考えなくていい。


今は大野さんと。



「んぅぅ……」



俺からでるのは、
女子みたいな声。


大野さんの手が俺の服の中に入ってきて
尖ってるソレに触れた。

誰も触れたことのないソコに触れたとき、
俺の体がびくっと揺れた。



「あ、や、ひゃ…っ」



瞼をうっすら開けると
大野さんと視線が重なった。


それが恥ずかしくて、
逸らしちゃったけど。



「っあ…」

「にのって、
感じやすいんだね」



首筋にキスマークを残された。


ちくっとしたけど、
そこまで痛くなかった。



「…な、なにしたの?」

「んふふ、キスマークつけた♪」



楽しそうに笑う大野さん。


…もー。



「…最後までは、しないよ」

「うん…」



…うん、しない方がいいかも。

ここまで来たけど、やっぱり
怖くなってきた。


「触り合いっこ、シよ?」

「ひゃぁんっ…」



大野さん自身と俺自身が
擦れ合って気持ちいい。


先走りが溢れてきて
俺は先にイった。

大野さんはワンテンポ遅れて
手の中に白濁を吐き出した。

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