
甘く、苦く
第38章 お山【どんなときも】session 2
大野side
「さとっさん、いい…?」
「いいって、なにが…」
「して、いい?」
真っ直ぐな翔ちゃんの瞳。
俺は、翔ちゃんの瞳から
目が離せなかった。
「……していい?」
翔ちゃんが耳元で、重低音で囁く。
それだけで反応してしまう俺。
翔ちゃんが「返事は?」って
俺の頭を撫でる。
「……しよ?」
俺がやっと口を開いてぽそっと呟いたら、
翔ちゃんがにこっと笑って、俺に甘くて深いキスをした。
濃厚で、優しくて。
一瞬で翔ちゃんに虜にされてしまう。
翻弄されてしまう。
「…ん、ふ…」
キスの合間に漏れる吐息が恥ずかしくて、
翔ちゃんから離れた。
そしたら、優しく抱き締めてくれた。
……好き。
翔ちゃんの心音が伝わってきて心地いい。
翔ちゃんの腕にすっぽり収まる大きさの俺。
「好きだよ…」
「俺も、好き…」
翔ちゃんが「Are you ready?」って
俺の耳元で呟いた。
息がかかってくすぐったいのと、
急に英語になったのが面白くて、
俺は笑ってしまった。
「笑うなよぉ…」
翔ちゃんが唇を尖らせて
俺を見つめる。
かわいい。けど、かっこいい。
翔ちゃんはずるいんだよ。
「さとっさん、いい…?」
「いいって、なにが…」
「して、いい?」
真っ直ぐな翔ちゃんの瞳。
俺は、翔ちゃんの瞳から
目が離せなかった。
「……していい?」
翔ちゃんが耳元で、重低音で囁く。
それだけで反応してしまう俺。
翔ちゃんが「返事は?」って
俺の頭を撫でる。
「……しよ?」
俺がやっと口を開いてぽそっと呟いたら、
翔ちゃんがにこっと笑って、俺に甘くて深いキスをした。
濃厚で、優しくて。
一瞬で翔ちゃんに虜にされてしまう。
翻弄されてしまう。
「…ん、ふ…」
キスの合間に漏れる吐息が恥ずかしくて、
翔ちゃんから離れた。
そしたら、優しく抱き締めてくれた。
……好き。
翔ちゃんの心音が伝わってきて心地いい。
翔ちゃんの腕にすっぽり収まる大きさの俺。
「好きだよ…」
「俺も、好き…」
翔ちゃんが「Are you ready?」って
俺の耳元で呟いた。
息がかかってくすぐったいのと、
急に英語になったのが面白くて、
俺は笑ってしまった。
「笑うなよぉ…」
翔ちゃんが唇を尖らせて
俺を見つめる。
かわいい。けど、かっこいい。
翔ちゃんはずるいんだよ。
