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甘く、苦く

第38章 お山【どんなときも】session 2

櫻井side



俺の腕の中にすっぽり
収まる大きさのさとっさん。


…赤くなってる耳、かわいい。



「…好き…」

「あ…」



息が首筋にかかるのか、
くすぐったそうに笑うさとっさん。



「しょ、ちゃ…離して…」



…無理だよ。


何日お預け食らってると思ってんの?



「…ごめん…歯止め利きそうにない…」




さとっさんの首筋にちゅっとキスをする。



「あ…くすぐった…」

「くすぐったいだけ?」



俺がさとっさんの首筋に
もう一回キスしたら恥ずかしそうに呟いた。


『気持ちい』って。



…好きだよ。


さとっさん。


俺の、嫁…



「…ベッド行こっか?」

「あ…ひゃぅ…」



さとっさんがへたん、と
力なく床に崩れ落ちる。


俺はさとっさんを
抱き上げて寝室に向かった。

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