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甘く、苦く

第38章 お山【どんなときも】session 2

櫻井side



「さとっさんお腹空いた~」

「ふふ、できたよ」



さっきの行為から一時間。


うん。


ちゃんとするのは夜にしよう。


さとっさんは家事しながら
仕事もして疲れてるだろうし。



「うま」

「でしょ?
我ながらうまくできたと思うんだよね~」



そう言って生姜焼きを口に運ぶさとっさん。


…タレ、口についてるし。



「さとっさん、口についてるよ」

「え?どこ?」



さとっさんがティッシュで
口の周りを拭く。


…全然拭けてないし笑



「そこじゃないよ。ここ」



俺はさとっさんからティッシュを
奪い取って、拭いてあげた。



そしたら、さとっさんは
ふにゃって笑った。



「翔ちゃんありがとぉ」

「お、おぅ…///」



…かわいすぎる。


うん。やばいんだよな。



この人は、自分の可愛さに気付いてない。

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