
DAYS
第37章 secret OANM×S
O side
何だか最近、また楽屋の雰囲気が変わった。
「ねぇ、相葉さん、何飲む?一緒でいい?」
「うん。ありがと。」
「潤くんもいる?」
「俺も取りに行くよ。
相葉くんはそこにいてね。」
相葉ちゃんを取り巻くのは、ニノと松潤。
今までに見たことがない光景に、
ひたすら呆気に取られる俺。
翔は、
「仲がいいなぁ。」
なんて、笑ってるけど…。
いや、仲がいいっていうか何ていうか…。
だけど、俺に向けられる視線は
より一層きつくなったようにも感じる。
溝があるっていうか、何だか
「はぁー…。」
「どうしたの?智くん。」
「ん?いや、何でもないよ。」
微笑ましそうに見てる翔に、
こんなこと言えるはずがない。
だって翔は、きっと気がついてないから。
まぁ、俺の考えすぎなだけかもしれないし。
「そういえば…。
相葉ちゃん、最近疲れてそうだよなぁ。」
「…。」
「翔?」
「あ…。ん?どうしたの?」
「…なんでもない。」
「今日はそればっかりだね。」
翔は笑ったけど、でも明らかに違う。
引きつった笑顔をしてる。
視線は俺じゃない、相葉ちゃんに向いてた。
心配してるようなって言えばそうなんだけど、
何だか…。
睨むような、鋭い視線だった。
