
DAYS
第37章 secret OANM×S
結局、日付を少し超えたくらいまで
ダラダラと5人で飲んでいた。
「あ、相葉さんが寝てる。」
「松潤とニノは、朝から仕事だよね。」
翔くんがぐちゃぐちゃのカバンから
手帳をサッと取り出すと、手帳をパラパラと
捲って予定を確認してる。
そんな真面目な翔くんには
いつも驚かされるけど、手帳の中の
細かい文字を見て、さらに舌を巻いた。
「うわ…。びっしり。」
「普通でしょ?これくらい。
じゃあ、お開きにしよっか。」
みんなが各々立ち上がると、
出口へと歩き出す。
お会計は自然と俺に回ってきた。
ま、元々出す気ではいたけどさ…。
店の裏口から外に出ると、寒い。
悴むような冷たいビル風に、
もうすっかり冬を感じた。
「あ、そういえば。
相葉ちゃんの車で来てるのに、
どうやって帰んの?」
「代行呼ぼうかと思ってたんだけど。」
「じゃあ、呼ぶわ。」
そう言って今度は携帯を取り出すと、
素早く電話を繋いで呼んでた。
「じゃあ、また明日?」
「いや、明日は5人での仕事はないね。」
「そうか。そうだっけ。」
「もー、しっかりして下さいよ、大野さん。」
翔くんにまでクスクス笑われながら、
3人とは別れた。
相葉ちゃんは、松潤の腕の中。
もうぐっすり夢の中らしい。
「さ。俺たちも帰ろっか。」
「うん。」
