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DAYS

第37章 secret OANM×S





楽屋に帰っても、まだみんないた。

珍しいことで、思わず楽屋に入った時に

「うおっ。」

何てリアクションをしちゃったもんだから、
みんなにからかわれた。


『嵐の楽屋なんだから、みんないても
おかしくないだろ』って。

まぁ、そうなんだけど…。

珍しいことは続くらしい。


「じゃ、行こっか。智くん。」
「あ、うん。」
「どこか行くんですか?」
「ご飯でも行こうかなって。」


何だか嫌な予感。

この流れでいけば、相葉ちゃんが…

「え!俺も行きたい!」

馬鹿、空気読めよ…!

一応デート…みたいなもんだろ!
気を利かせようとかないのか。


誰か止めるもんだと思って見てたら、

「じゃあ私も。」
「俺も行きたい。」


俺の中で止める役目だったはずの2人まで
行くと言い出したら、もう仕方ない。


「んー…。じゃあ、行く?」


翔くんが、少し困ったような、でも
嬉しそうな顔をして俺を見る。


「…行くか。」


もうこうなりゃ仕方ないか。

5人で飲むのも、思い返せば久しぶり。
最後にプライベートで飲んだのなんて、
いつなのか思い出せないくらいだ。


「みんな車で来たの?」
「俺はマネージャーの車で来たから、
相葉さんの車にでも乗せてもらいます。」
「じゃあ松潤は車なのか。」
「いや、俺も今日はマネだったから
相葉さんに乗せてもらうよ。」


そんな感じで決まったグダグダな予定。

とにかく飲むことにした。


珍しいことはやっぱり続くらしい。


翔くんからまた、甘い香りがした。

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