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DAYS

第32章 オールリクエストshort story♡





ここじゃまずいって話になって、
2人で寝室へと向かう。


潤が俺の横を歩いていて、
時々ふわっと香るのは香水だろうか。

その匂いもまた、俺を昂らせていく。


どこか余裕そうで、クールな感じの
潤を見て、おやっと思った。

さっきまで、あんなにキョロキョロ
してたのに…。


覚悟、決めてくれたんだなって
ひとりで勝手に想像して顔が赤くなる。



寝室に着くとすぐに、潤を
引き寄せようとした…



はずなのに、なぜか今は
俺が潤に引き寄せられている。

突然のことに慣れていない俺の頭では
整理出来なくて、ショートしてしまってる。


「…え?」
「えって何。」
「いや、…え?

何で俺が抱きしめられてんの?」
「何でって…。

え?」


さも当たり前ですって顔してる潤に、
言葉が詰まってしまう。

抱きしめらてるってことは、
俺このままじゃ…


「え!俺が抱かれるの!?」
「え!翔くんじゃなかったの!?」


やっぱり食い違ってたかぁ。

どこか余裕そうで、男らしい顔だった
理由はそこにあったんだ。



「え、俺。潤のこと抱きたい。」
「俺だって抱きたい。

だって翔くん可愛いんだもん。」
「だもんって…。
絶対お前のほうが可愛…ひゃっ!」


話している途中に首筋に
キスを落とされて、体が跳ねてしまった。


「ほら…ね?
翔くんのほうが可愛いよ?」


可愛い顔しながら、そんなことを
サラッというコイツに、顔が赤くなった。


「…どうしても嫌なら言って。
無理強いはしたくないから。」


言いたいことは山ほどある。

けど、


「今日は覚悟出来ない!
だって抱くきでいたんだからさ。

もうちょっと待って…。」
「いくらでも待つよ♡」


でもやっぱり、本音を言えば抱きたい。


素直に伝えれば、

「翔くん、才能あると思う。」


そんなテキトーな返事を返された。

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