
DAYS
第32章 オールリクエストshort story♡
3秒見つめ合ってから、
ゆっくりと触れるだけのキスをした。
どちらも目を瞑らずに、
ずっと見つめあったまま。
智くんの熱い視線が、俺の体を
カッと熱くさせる。
堪らなく、欲しくさせるんだ。
舌が絡まるキスに変わって、
どちらとも分からない唾液が
俺の首筋にも、智くんの首筋にも流れる。
キスは続けたまま、智くんの
Tシャツの裾から手を入れて、すでに
形を持つ乳首を引くと、
「んんぅ…んっ。
ぁ、んっ。」
突然の刺激に、智くんが唇を離す。
甘く、少し掠れた声が漏れてくる。
その声が好きだ。
普段からは想像も出来ないような、
そんな声が。俺だけの声が。
だけど、今日はずっとキスをしていたい。
離れたって、またすぐに智くんの
顔を引き寄せて、キスをする。
智くんとのキスは甘い。
息が苦しいのか、肩を叩いてる。
仕方なく離せば、
「っぷはっ。
くるし…っ。死ぬわ!」
「今日はキスしたいの。
ちゃんと鼻で息して。ほら。」
「え、ちょ、んんんっ。」
まだだ。
まだ足りない。
智くんとの見つめあったままのキスは、
どんな行為よりも官能的だ。
ずっと。ずっとキスをした。
一晩中、俺は智くんを抱いた。
いつもなら、2回ほど吐き出せば
疲れてすぐに智くんは寝ちゃうけど、
今日はすごかった。
意識を飛ばすまで、求められた。
俺が止まらないだけだと思ってたのに、
「もっとぉ…。もっと、欲しい…。
まだくたばんないで。」
しなやかに、俺の上で腰を揺らして
俺を煽って誘ってきた。
「やりすぎたか…。」
俺もかなり疲れてる。
だけど、次の日の智くんが大変だから、
後処理だけはして、俺もベッドに沈んだ。
