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DAYS

第32章 オールリクエストshort story♡






と、思ったらさ。


とんでもないセクハラ先生じゃねーか。



「ね、潤!」
「んー?」


んー?じゃねーよ!

耳元でそんなことをされて、
ぴくっと反応する自分が恨めしい。


玉ねぎのみじん切りを頼まれて、
必死に格闘してる俺を後ろから
抱きしめて、包丁の手に手を重ねる潤。

玉ねぎ1つまともに切れない俺に
愛想尽かさないで、優しく教えてくれてる
のはすごい嬉しい。

不器用な俺に呆れるんじゃなくて、
教えてくれてるんだもん。


でもそれだけならいいんだけどさ!


左手はケツを触ってる。
ソフトタッチで触ってくる。

あの潤の、長くて綺麗な指が
ケツを這ってるんだと思うと、
背中に快感が走ってる。


「ちょ、手!」
「だって翔、俺が手添えてないと
包丁ちゃんと使えないじゃん。」
「そっちじゃなくて、ケツ触ってる方!」
「えー?

でもさ。嫌じゃないよね?」


図星だった。

痛いとこをつつかれて、何も言えない俺。


そんな俺をくすっと笑って、
耳にいくつものキスを落としてくる。

その刺激が全て、腰にじーんと響く。


「ほら。ここだって、嫌じゃないって
言ってるんだけどなぁ。」
「ぅあっ。」


ケツを這ってた指が、
緩く反応し始めていた俺のモノを
つーっとなぞる。

突然の自身への刺激に、体が跳ねるのを
自分では止められなかった。


「も、やだやだ。」
「やだじゃないよ。
ちゃんと玉ねぎ切っててね?

ちゃーんと切れたら、あとで
いっぱいご褒美あげる。」


ご褒美。

その言葉に、期待する自分がいた。

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