
DAYS
第32章 オールリクエストshort story♡
N side
翔のが、ゆっくりと俺の中に入ってくる。
「あ…あ、んんっ。」
「和、締めすぎだよ。」
「分かんない、よ。んんっ。」
背中にいくつものキスを落とされる。
その度に、じーんと腰が響く。
きゅっと翔のモノを締めているのが、
自分でも分かる。
でも、翔のモノを締める度に
「…っあ。やばっ。」
翔が、俺の耳元で熱い吐息と共に
色気たっぷりの声を漏らす。
その声が堪らなく好きで。
ニュース原稿を読む声より、
ラップを歌う声よりもずっと。
だって、俺だけなんだよ?
この声が聴けるのは。
だからそれが聴きたくて、
意識してきゅっと締めてみれば
「この小悪魔…。」
奥のイイところ目掛けて、
ぐっと突き上げられた。
「あああっ!」
こうなっちゃえば、余裕なんて
もう少しもない。
ただ、翔に翻弄されてくだけ。
だけど、やられっぱなしじゃ
悔しいから。
「ね、翔の顔、見たいよ…。」
甘えた声を出して、
必死で後ろを向いて翔を見れば
「それ、反則だよ、もーっ。」
「あ、ふか、あっ。」
くるっと体を反転させられて、
そのまま体を抱き上げられる。
「覚悟して。もう止まんないから。」
いつもいつも同じこと言ってるよね?
それだけ余裕がないってことなんだって
思えば、それもまた愛おしい。
俺たちのセックスは、
やるかやられるか。
駆け引きが巡らされた行為だと思う。
もっと…。
「もっと、ちょーだい?」
もっと俺のトリコになって。
