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DAYS

第32章 オールリクエストshort story♡







S side


和の体をお湯から引っ張り出して、
壁に手をつかせる。

振り返って俺を見る瞳は
潤んでいて。


その瞳がどうしようもなく、
ただ俺を煽っていく。



「ねぇ、もう止めよ?」
「嫌だって言ってるけどさ、
気持ちよさそうだよ?」


ヒクヒクと収縮を繰り返して、
俺を誘ってる和の綺麗な蕾。


そこをゆっくりと指でなぞれば、

「ひゃぁっ。あっ。」

和の甘い声が浴室に響く。


甘い甘いその声に、
体の芯まで溶かされていく。


指は入れずに、ただなぞるだけ。

それだけじゃ物足りなくなったのか、
和は腰を揺らしてる。


「腰、揺れてるね?」


指摘してやれば、さらに桜色に染まる
和の白く透明な肌。


「も、欲しい…。」
「さっき止めろっつったのは、
誰だっけ?」
「ごめんなさい…。」


力ない、か弱い声で謝る和。

潤んだ瞳とのダブル攻撃に
耐えられるはずもなく、


「あっ、あっ…。」


ボディーソープをまとった
指を、熱い中に埋めていく。

中に沈んでいくほど、
うごめく和の中。

何度してたって、初めは固くて。
ゆっくりとほぐしていく。


「ぅー、あっ。」


苦しそうに、必死に息を吐いて
体の力を抜こうとしている和は
健気で、愛おしくて。



痛いこととか、本当に嫌がることは
絶対にしたくない。


俺が見たいのは、とろけきって
気持ちよさそうな和だから。



「俺ので、もっと気持ちよくなれよ。」

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