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腹黒ドS王子の愛する人

第16章 番外編

「ごめんな、不安にさせて。」


「ん、いい....よ....」




やっと泣き止んだのか今度は眠そうな声が響く。


本来ならこれで寝かせるがさすがにあんなに可愛いこと言われて理性はとっくに切れてる。





「葵起きて。」

「んっ、ひゃっ!」




胸の突起を弄ぶように弾き、引っ張ると酒の力でいつもより敏感になった葵が小さく声を上げる。







「約束しよう、葵。これからはどんなわがままも俺に言え。さみしかったら声を出せ。不安になったら何度でも俺に聞け。わかった?」





「.......迷惑じゃない.....?」




「迷惑なわけあるか。さみしいなんてわがまま可愛すぎてただのご褒美だよ。っていうかお前はもっとわがまま言えよ。そのための俺だろ?」




その言葉に葵の目にはまた涙がたまっていく。





「そんなこと言ったら、俺うっとおしいくらいになるよ?」



「ふっ、上等。精々甘やかしてやるよ。」






そう言ってキスをする。

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