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おじさん先生との恋愛はダメですか?

第8章 密室


「だから、これを小林さんに朗読してもらいたいんだ。オープンスクールの体験の時に。」


「あ…あたし!?」


確かに朗読は得意だ。だけど…


「あたしで…いいのかな?」


「僕さ…小林さんの声が好きなんだ。」


木下君はスマホを取り出し、ボイスレコーダーのアプリを開いた。


流れたのは去年の秋頃の放送だった。

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