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君は少しも悪くない。たぶん

第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!


そっちは、ベッドルームだった。


ドアを開けて入ると、

「お帰りなさいませ、ご主人様」



信じ難い光景に、息を飲んだ



「これ…ニノ子からのプレゼントでございます。」


入り口の横に、ニノが。


ニノがっ!!


メイド服を着て立っていた…

「ニノぉっ!!」



赤いバラを差し出してきたニノを、力一杯抱き締めた。


「ちょっ…じゅ、あ、ご主人様!?」


「ニノ、大好きっ!!」


ニノは、耳朶を真っ赤に染めて答えた。


「わ、私も…

ご、ご主人。」

ニノは、顔を俺の肩から外して


潤んだ瞳で、上目遣いに俺を見つめた。



「ご主人さまっ、お誕生日おめでとうございますっ!!」


か、かわいいっ!!


「ありがとう、ニノ子。」

そして、メイド服のニノを改めて見つめて、


「可愛いな、オマエ」


耳元でそう囁くと


ガバッと、恥ずかしそうに俺の胸に顔を埋めた。



「お二人さーん、そろそろ始めるよ〜」


ドアの外から、翔くんの声が聞こえた。

「じゃ、行こうか?」


うん、と頷いたニノを抱き上げ、お姫様抱っこをする。


「え?ちょっ」

「ご主人様に従えよ?」


そう言えば、またパッと頬を真っ赤に染める。


そのまま、皆がいる方に連れていった。


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