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君は少しも悪くない。たぶん

第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!


〜松本side〜


車中で、どこに向かうか尋ねると、六本木の某外資系ホテルの名前が。


「え、そんな所でやんの?」

「はい。スイートルームを借りてあるそうです。着いたら、フロントに声をかけたら鍵いただけるそうです」


…スイートルーム。


なんかすげぇ怪しい匂いが…



色々考えてる内に、到着。

45階のフロントに寄り、用件を伝えると

係の人に、部屋の前まで案内された。


マネージャーは一度事務所に帰るそうで、俺1人。


「では、ごゆっくり。」


ホテルの人の笑顔が、ちょっと怖かった。



渡された鍵を使ってドアを開ける。

「失礼します」

応答は無い。


もうひとつ、ドアがある。

そーっと開ける。


“パーンっ!!”


耳をつんざく様な音にビックリしてると、

「誕生日おめでとう!!」



見てみると、


見慣れた仲間たち。


「…ビビったぁ〜」


え?


「ドッキリ、ってこと?」

「そ。あ〜っ、朝から我慢してたんだぜ?」

「俺も俺も。おめでとうって言うなとか、イチャイチャすんなとか、ニノ酷いんだから〜」


あれ?

「あ、シゲ。」

「すいません、お邪魔してます。」


ニノが、いない。


「松潤は姫をお探しかな?」


Yes、その通り。


ふふっ、と翔くんが笑った。


向こうだよ、と指された方に向かう。


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