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君は少しも悪くない。たぶん

第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!

半ば無理やり着替えさせられる。

「え?コレいる?」

翔さんが取り出したのは、女性用の下着。


「あったりまえじゃーん!!
こーいうの、大事だから」

何が当たり前なのか全然分からない。



「分かった分かった自分でやるから」


ピンクのショーツと、パンパンにパットが入ったブラジャーをつけて、

…その服を着る。


下着とか、準備よすぎ。


こないだ番組で女装したときも胸は流石になかったぞ…


あ、そういやアレ、
潤くん喜んでたな。

ニノ子。


じゃあ今日は、もっと喜んでくれるかな…



着替えた自分を鏡で見ながらいつの間にか、俺がこの状況にノってる事に気づいた。


「お、ニノもスイッチ入ったな?」


どうせやるなら、楽しまないと損でしょ?



紙袋に入っていたカツラを取り出した時、チャイムが鳴った。


「…え?」



「あっ!!シゲいらっしゃい♪」

なんだおーのさんの彼氏か。

「すいません、お邪魔しちゃって」

「イヤイヤ、全然良いけど♪」


おーのさん、テンション高っ


「あれ?二宮くんは…」


「あぁ、見たい?」

翔さんが苦笑しながら、パウダールームの前に来る。

「ニノ、全部終わったら声かけて?」

「はーい」


俺はカツラをつけて…


「どーぞ♪」


声をかけると、ドアを開けた翔さんと…


唖然とした、加藤くん。


「おはよ」

「…ぁ、おはようございます

え、完成度高すぎて…
すいません見とれてました」


「どう?ウチの二宮かわいいだろ?」

「いやぁ…もうそれは(笑)
潤さんも大喜びでしょうね」


よし、これでイケる。


あとは、潤くんを待つのみ。


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