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君は少しも悪くない。たぶん

第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!


会場である六本木の某外資系ホテルに到着。


大体ロビーが40何階とかおかしいよ。


「去年ロケで来た振りだね」


「あっしやがれで来たね!!マルのジムのやつ。」


エレベーターを乗り継ぎ、スタッフがチェックインしてくれた部屋に入る。


ドアを2回開けて見えた部屋は…


「ムダに広いな(笑)」

「ねー、翔ちゃん東京タワーピンクになってる」

「うわ、マジだ!!ってか雅紀ん家すぐそこじゃん」

「あ〜俺の部屋反対側だ」


ちなみに、この部屋からは全員のマンションが見えることが判明した。


リクエストとして、大体のものは準備してもらってるから、あとは細々とした装飾だけ。


「すいません、翔さんカメラつけてください。私届かないわ」


「はいはい了解」

あいばかさんは、まだ夜景でキャーキャー言ってる。


リーダーは、壁にかけてある絵とにらめっこ。


「そうだ、ニノさーこれ着てよ」

相葉さんから、紙袋を渡された。

翔さんがハンディカメラを回しながら俺に近づく。


「え?何コレ?」

「出してみてよ」


恐る恐る出すと…


「はっ!?」


これ…


「フザケンなよっあいばかっ!!」

「違う違う俺じゃないっ」

危うく暴れ出しそうな俺を抑えた、翔さんが言った。

「これ着たら、彼氏も喜ぶんじゃないの?山田くん?」


翔さんの悪魔、怪物、鬼…

「み、御村くんの、バカぁ」



そう、あの時の悪夢の再来だった。


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