
君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
宴は、3時間近く続いた。
俺もニノも、ある程度で酒はセーブしたが
相葉くんとリーダーは…すっげぇ酔っぱらっている。
正気なのはシゲと翔くんで、
シゲは泥酔して、俺にくっついてるニノに絡むリーダーを宥めるのが大変そうだ。
翔くんは、ニノがリーダーに絡まれているのを見計らって、俺の所に来た。
「はい、プレゼント。」
翔くんが俺に差し出したのは
透明な液体の入った、小瓶。
「なにこれ?」
すると顔を近づけ、声を潜めて言った。
「媚薬。大丈夫、人体に影響はないから」
「…え?」
「今日使ってみ?
メイド服で淫らなニノとか、
見てみたくない?」
うふふ、と笑い去って行った。
マジかよ、翔くん…
こんなんどこにあるんだ?
でも、
少し期待している自分がいた。
その小瓶を、
俺はジャケットのポケットに入れた。
