
君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
颯爽と入ってきた潤くんに見とれていたら、
「かーず、飲み過ぎだよ?」
と、ソファーの隣に座ってきた。
「ちょっとどうにかして下さいよ。お宅の姫、ご乱心なんで今。」
「あ〜っ翔さん言っちゃダメっ!!」
「どうしたの?」
フワッと抱き締められた。
「…宮城に妬いてた」
数秒の沈黙。
「…はぁ?」
潤くんは、笑い飛ばした。
「何比べてんだよ。どっちも大事。」
本当はもっとムカついてたことあるけどさ、
…そんなの、言えないし。
抱き締められたまま、
どうやら俺は寝落ちしたらしい。
