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未知夢

第16章 変貌

「……なに? え?」


 繁はやっと我に返った。


「なにしてんだよ俺、なんでパンツ脱いで……」


 ふと、自分がいつも寝ている布団を見た。


「うっ!!!!」


 言葉を失った。


 高円寺綾子が全裸姿のまま、横になっていた。


「えっ……まさか……」


 繁は少し興奮した。


 あの憧れのアイドルと……ついに……。


「あぁーっ! あそこで気を失ってなかったら、18禁を超えた内容だったのになぁ〜〜っ!! ちょっと今のこの気持ちを日記に書こう」


 繁はチラシの裏に日記を書きはじめた。


「あ、でもな……抱いた記憶ないもんな……綾子ちゃん、起きないでね」と、繁はソッと綾子の胸に手を伸ばす。


 繁の鼻息は荒くなる。


 やがて、繁の指先が綾子の乳房に触れる。


「ヌッツォッ!!」


 おそらく一生に一度しか発することのない「ヌッツォッ」を、思わずここで発する。


「あ……もう一回……綾子ちゃん」



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