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未知夢

第16章 変貌

 部屋に入ると、懐かしい自分の部屋。何気に覗いたビニール袋の中には女性の下着が……。


 繁は生唾を飲んだ。


(これが元アイドル、高円寺綾のパンツ!! 水色じゃございませんかぁ!!)と、心で言った。


「繁さん! そっちじゃないよ!! こっちの袋。おにぎり買ってきたからね」


 綾子が笑顔でコンビニのおにぎりを手渡ししてくれた。


 感激だ……。


 おにぎりを受け取った繁は、フッとめまいに襲われた。


「あれ?」


 意識がもうろうとする。


「ちょ……繁……ど……た……だい……ぶ?」


 綾子の声が聞きずらい。


「ちょ……て……」


 繁は……意識が無かった。




 どのくらい時間が経ったのだろう?


 繁はふと目を覚ました。


「……」


 ここは自分の部屋。


 なぜか、スースーする。


「えっ!!」


 繁は下半身に、何も身に付けていなかった。



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