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「でも、さっき銀河系から来たと……」


「それを思い出した!?　いや、明らかにそっちは冗談でしょ!!」


　惨めだ……今の自分は非常に惨めだ……。


　神様はなぜ人間にそんな差をつけるんだ？


　繁は立ち上がり綾子の顔をキッと睨み付ける。


「あのな、あんた騙されてんだ」


「え？　何がです？」


「森屋はなぁ、既に結婚してんだよ!!」


「!!」


　綾子は驚きの表情を見せた。


　綾子の父、隆夫も驚愕した。


「ちょっと、あんた……それは本当なのか？」


　隆夫が言葉を震わせて言った。


　繁はしてやったりの表情だ。


　森屋の体を受け入れた女は、自分の敵と同じに思えた。


　綾子にとってどんどんショックな現実を突き付けた。