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凍夜

第2章 恥辱



私は、自分の親から逃げて生き抜いてきた。



あの時、父の手に噛みついて肉を食らわなければ、姉の無惨な死体と一緒にあそこに転がっていただろう。


10才の私は生きる道を選択したのだ。



ギリギリの心で……。

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