テキストサイズ

凍夜

第2章 恥辱


あの時、私は逃げた後、直ぐに警察に保護された。


私は、警察で、何も知らないと答えるのが精一杯で、あの後、父と母が行方をくらましたことだけを知った。姉の事を訊かれた時はさすがに体が震えた。うまく嘘をついたけれど。


ただ、泣き続けた。



本当に悲しくて、苦しくて……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ