テキストサイズ

conqueror

第1章 初日

ホテルを出ると、駅まで送ってもらった。

普通の住宅地を抜けていく。

下校中の小学生が数人、歩道を歩いている。

天気のいい午後だった。

こんな昼間に、あんな事。

さっきまでの事を思い出して、体の中心が熱かった。

「さっきから、黙っているけど、どうしたの?」

私は、ハッとして彼を見た。

「なんでもないです。いいお天気だなぁって。」

「ふうーん、そう。でも、ほんとは、違うことを考えてたでしょ?」

なんで、どうして、彼はわかってしまうんだろう。

彼は、ハザードをつけて、車を停めた。

「悪い事を考えないように、お守りをつけてあげる。」

そう言って、カバンからローターを取り出すと、私のスカートを捲り下着の横から、ローターを入れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ