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conqueror

第5章 拘束

ベッドの方へ行くと、まだ奥に何かがあるようだった。

「エリナ、おいで。」

彼がそう言って、扉を動かすと、そこには大きな鉄棒のようなものがあった。

私は、彼のことを見つめた。

「大丈夫だよ。こっちにおいで。ぼくは、エリナが傷つくようなことはしないよ。」

私は、恐る恐るその鉄棒の下に立った。

すると、彼は私の右手を掴んで、手錠をつけた。

左手も同じように、手錠をつけられる。

私の体を隠すものがなくなって、恥ずかしさで、体が熱くなった。

あまり、見つめないで。

目で訴えるように、彼を見つめる。

「これから、エリナの全てを、見てあげるね。これだけ、明るかったら、ホクロの数まで分かっちゃうね。」

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