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conqueror

第1章 初日

鍵をかけると、ほっとして、体の力が抜けた。

その途端に、衝撃的な振動が、体に伝わって、口から声が漏れた。

慌てて、口を押さえて、堪える。

だけど、振動が止まらない。

ジワジワ体に響く快感を堪えるか、逝ってしまった方が楽になれるのか、どうしようか迷っていた。

あぁ。

体が快感に包まれる。

このまま、逝ってしまいたい。

他の人がいる気配はしない。

恥ずかしいけれど、このまま逝ってしまいたい。

その気持ちの方が強くなったその時、外から女性の声がして、こっちに向かっているのに気付いた。

ダメ。

誰かが来る。

でも、さっきまで逝ってしまおうと思っていた体は、そう簡単には切り替えられない。

声を出さないよう、強く押さえて、そのまま快感に身を委ねた。

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