
山岸君と照井君
第34章 結婚式―――……
「―――――――…Zzz・・」
「――――…寝てる…」
やっぱり…寝ている!!
寝息が綺麗にリズムを刻むし――――…
瞳はしっかり閉じられている…
に…しても…苑君もだったけど…
睫毛…長いなぁ……
苑君より小柄で…顔も小さい…
肌も…綺麗―――…少年みたい
少年趣味…の変態が萌えそうな……寝顔だな…
俺は、違うが……
「―――…はや…く…しろ」
見とれていた俺は、ハッと我に返る…
「は…歯磨き――――…?」
慌てて洗面所から…
歯ブラシを持ってきたはいいが……
ど〜したらいいんだ?
起こして…自らブラッシングさせる?
それとも……俺が…膝枕でブラッシングする?
「―――…岳心さん…歯ブラシ…持ってきましたが…ど〜しますか?」
俺は、無難に声をかける――…
酔いと眠気で――――…この人はど〜すんだ?
