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山岸君と照井君

第34章 結婚式―――……

【米屋side】


“苑心の代わりにはなれない”



殴られた頬が…

ジワジワと痛みを訴える―――――…





あれ――――…?



違う……?違うな…



苑君の事なんか―――――…



考えていなかった……



しかも…嫌味で――――…

チビで…生意気…俺様…

メガネすらしてない……



本当にタイプじゃない…








なのに――――――…



キスをしたくて…たまらない衝動に駆られた…



いつもなら…冷静に…相手を見極め…慎重に行動するのに―――――――…





今日の俺は―――――…



違う―――…






「///…え?…ほ…惚れたのか?

いやいや……少し噛みつきたくなっただけだ……よな?」





何故に…自分に疑問系か解らないが…




受け取ったビールを見つめ…




彼が唇を着けた同じ場所から…




ビールを飲み……



ケフッ――――…っと炭酸を吐き出す…






「///…甘い……訳…ないか」





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