
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
「き〜!!杉浦君!友達を選びたまえ!!」
山岸は、ふん!!っとホッぺを膨らまし…自分の席にもどる―――――――…
あ〜ぁ、行っちゃった…
…つまんね〜じゃんか…
「杉浦〜…山岸って…マジで学年トップなの?
なんか…バカっぽくね?」
「はぁ?あ〜…一応トップなんじゃね〜の?
興味ないから…俺…」
相変わらず…クールだなぁ…
杉浦って…中1の時は…小さくて可愛い明るいタイプだったのに…
背が延びはじめてから…かな?
クールキャラに変更していったんだよなぁ…
あの―――…弾ける笑顔…
結構…好きだったのにぁ…
「ふ〜ん…もう…見れないか…?」
「ん?…何か言ったか?」
俺は、別に…と笑って…杉浦と別れた…
…俺も…中学から背が伸びて…
色々と思うとこはあったから…
杉浦の気持ちも…解らなくもないが…
