
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
俺は、何だかんだ…杉浦とつるんだ―――――…
背の高い俺と…顔立ちがいい杉浦は、目立つらしく…
話していると…女子がやたら近寄ってきた…
俺は、ウェルカムだったが…
杉浦は、あまりいい気分じゃないらしい――――…
女子が苦手なのかな?とも思ったが…
日々囲まれると……
女子の目線に疲れるってのも解ってきた―――――…
で、俺が考えたのは…
「お〜い!山岸〜、女子が勉強教えてってさ〜!!」
山岸を使う事!!
この提案をすると!女子が引く――――…
女子って……
残酷だよなぁ〜って…つくづく思う…
「またか?照井君…
私に教えて欲しい?じょ…女子もなかなか…向上心があるな!感心、感心―――って!!いないじゃないか!!また、騙したな!」
山岸は、両手に教科書やノート参考書を抱え…どや顔で俺たちの所に来た…
「あ〜〜〜〜!山岸、遅いぞ〜!!女子達、用事があるって帰っちまったぞ!!」
「なっ!何だと!!」
何だと!じゃね〜よ!!
うける(笑)〜〜〜〜〜〜!!
やっぱりコイツ…面白い!!
「くっ…せっかく資料を持ってきたのに!!」
まったく……山岸は、女子に逃げられた事に全然気づいてね〜し…
チラッと杉浦を見ると…
……シラッと本を読んでるよ…
本当に…興味ね〜んだな…
