
山岸君と照井君
第20章 恥ずかしがり屋――…
「――…うん…昨日…いろいろあったけど…大丈夫か?」
タオルケットを被る苑心が…ビクッと…震えた…
「///…いろいろ…」
「そ…いろいろ…」
俺は、苑心の肩を抱きよせ…
頭を…撫でた――――――…
「///いっ…いろいろ!!」
が!!いきなり立ち上がり!!
俺から距離を取った!!
「え…苑心――――…」
「///…えっ…と…え〜…
な…何があったか……よく…
覚えてない―――――…」
「はぁ?」
嘘だ…
顔が真っ赤だし…
ずーっと…前屈み…
あれれ?朝の…男の生理現象かな?
「――――…で、何で前屈み?
股関を隠すのかな?」
「///ちっ!!違う……
こ…これは、朝のよくある現象!!トイレ行けば収まるやつ!!
決して!!宏樹の寝顔に…ドキドキしてとか?!密着に興奮してではないからな!!」
――…答え…言ってんじゃん…
バカなやつ…
“宏樹の寝顔にドキドキ”
“密着に興奮して”
って…////…
///…朝から…煽るなよ…
