
山岸君と照井君
第20章 恥ずかしがり屋――…
―――――――――……
ピピ―――…ピピ…ピピ…
あ――――…さ…?
スマホの目覚ましアラームが…
起床を促――――…す…
「うわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「ぐぁあ゛!!!」
な!何だ!え!ええ
「うぁ!!痛って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!え?!え!」
寝ぼけている俺は…何が起こったか全くわからず!!
目をぱちくりさせた…
せ…整理すると…
俺の脇腹が…痛い!!
け…蹴られた?
その衝撃で…
床に…落とされた俺の背中も……微妙に痛い!!
「なっ!!苑心!!蹴飛ばしやがったな!!」
状況が飲み込めた俺は!ベッドの上にいる!!苑心を睨む!!
「うわぁ!なっ―――…////なっ…何で!あっ////宏樹が!が…一緒…に!ベッド///に…え?僕!」
え?あれ?
「とりあえず…おはよう…」
「!!///あっ…お…おはよう」
うゎ…な…何だ〜///…
すっげぇ…可愛いじゃん…
「落ち着け…って…大丈夫か?」
苑心は、タオルケットを頭からかぶり…
顔を真っ赤にさせている…
「///―――…き…昨日…」
俺は、脇腹を押さえながら…
苑心の隣に座った――――…
