山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
山岸の部屋に入ると……
ふわっと…山岸の香りがして…
キュンっとなる―――――…
「なぁ…
いつも…一人なんだな――…」
「ああ…それが?もう、なれてるし…当たり前だから」
そっか……と…俺は、山岸が腰をおろしたベッドの隣に座る――――――――…
ここで…
“好き”だと…言ったら…
山岸は、驚くかな?
受け入れて…くれるかな?
キモいって――――…
拒絶するかな―――――…
俺は…山岸と―――――…
友達以上の…
触れ合いをしたいんだ…
「照井君――――――…
抱き締めて――――…いい?」
―――…俺の気持ちを知らない…
山岸は…俺を………試すことばかりする…
「――――…何で?」
「―――…好き…だから…」
「―――――――――…え」
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