テキストサイズ

山岸君と照井君

第13章 居心地―――……。

「しょっ…しょうがないなぁ…

電車もない時間帯だし…


泊まっていくがいい!!」





やけに嬉しそうに見えるのは…気のせいだろうか…




「じゃぁ、僕の部屋についてきたまえ!!」



「えっ!!えっ!!山岸、待ってくれ〜〜〜〜〜!


心の準備が!!」






「はぁ?心の準備?」





「なんでも…ありません…」






俺は……山岸の後ろをゆっくり着いていく…




広い…山岸の自宅――――…





誰もいない…



二人っきりの…空間…







昔の俺なら…とっくにキスしてヤッちまってるシチュエーションだ!!










相手が―――――――…


男だと…こ〜も…エロイベントに発展しないもんだなぁ…





男ってより…山岸だからか?








もしかして…他の、男だったら……




キスぐらい…してるかも…












「うぇ〜〜〜〜〜〜…」





他の男とか…無理だ…キモい…









はぁ…やっぱり…この感情は…





山岸だけ有効らしい―――…






俺……ホモではないらしい…





ストーリーメニュー

TOPTOPへ